インフレ社会、若くして婚活する方が増えていく?
こんにちは。
東京都国立市の結婚相談所きずなコンシェルジュ 代表の寺西です。
今日は夏服を買いに妻と一緒にユニクロへ行ってきました。
子供とお揃いのショートパンツを嬉しそうに選ぶ妻を見ていて、こちらも微笑ましくなりました。
ファッションと共に心機一転、夏は海と温泉旅行に行きたいそうです。
愛する妻はいつも家を綺麗に保ってくれて、オシャレで美しい生活を維持してくれます。
無頓着な私に対しても口うるさくなく、本当に幸せな生活空間を作ってくれます。
なので、「妻が欲しいものは全て許可」が我が家のルールです。
さて今日は私達を取り巻く経済動向から、結婚適齢期のベストタイミングを考えてみる、というテーマです。
インフレ化で起こること
きずなコンシェルジュが位置している東京多摩地域は都心ほどではありませんが、戸建ての価格が5年前の1.5倍に高騰しています。現在は、販売状況も芳しくないようですが、これまで一貫して価格が上昇し続けてきました。
賃貸と持家のどちらがいいのか?これはデフレ社会であれば賃貸かもしれませんが、インフレ社会では持家一択だと感じます(もちろん担保価値のしっかりした土地・建物に限りますが)。
物やサービスの価格が上がるということは、現金を貯めて待っていても購買力が低下していく社会ということです。
でも、インフレと結婚タイミングって何の関係があるの?
そんな疑問が浮かんできますよね。
夫婦で老後の資産形成が必須に
インフレなのに賃金が上がり難い(業界によって二極化していく)。
こんな傾向の中で、きずなコンシェルジュにご入会される年代が年々若返りしつつあります。
先日も20代半ばでご入会された女性は、既に数百万円の預貯金があるしっかりとした生活設計をお持ちでした。
今、感じているのは40代以降の世代と20代・30代世代との資産形成(預貯金を含む)に対する意識の違いです。
そして、「結婚は一人前になってから」ではなく、「経済的にも人間的にも未熟だからこそ、二人で協力して生きていける人を探したい」という意識が強く感じます。
一馬力ではなく、夫婦で二馬力で貯蓄&資産形成に励み、できる限り長い時間をかけて複利で資産を増やしていきたい、そんなしっかりとした意識を持っている方々が増えています。
弊社内の会員データでも、40代よりも20代・30代の方が預貯金が多いという結果が出ています。
都心では家が買えない
多摩地域では、共働きであればまだ持ち家取得は可能なようですが(実際に成婚退会された30代前半夫婦も国立市で6000万円前後の戸建を購入されていました)、都心ではファミリー物件の賃貸も一瞬で契約が決まり、高い安いではなく、入居ができない状態になっているようです(知り合いの不動産業社長より聞きました)。
ファミリーやリモートワークをしたいカップルの場合、都内では賃料20万円以上が必須の状況。そして、この傾向は海外投資マネーが入り続けていることで、今後も続くことが予想されています。
数年前に成婚退会されて、既に自宅を購入された新婚カップルは、資産価値も上がり嬉しいお声を聞いたりしますが、これから都心で結婚生活を維持することは「入口」のハードルが益々高まる今、困難な状況のようです。
もしかすると都心の物件価格は上がり過ぎているかもしれませんし、未来は誰にも分かりません。
人生の選択と決断が遅れると世の中も変わります
でも、就職、結婚、自宅購入、子育て、様々な人生の選択と決断タイミングによって世の中の流れは変わりますよね。
今、婚活現場で顕著に感じるのは「20代の若者が将来を見据え、安定志向が強くなっている」ということです。
そして、共働き、共家事、共育児が当たり前の世の中において、家計収入も二馬力が当たり前ということで、20代の結婚は「経済的に安定度が増している」という状況です。
人生の様々なステージを遅らせることで起こるリスクをしっかりと考えているのが、現代の若者です。
婚活を3年遅らせることで得られるメリットは?
この質問はとても難しいです。
人によっては、キャリアが安定して年収が上がり、ご縁が増えるのでは?と考える方がいるかもしれません。
ただ、やはり収入は上がることがあっても、年齢の若返りは不可能です。
機会が増えるか、減るか?
3年あれば人生は激変します。
3年後にとれる選択肢が増え、機会が増えるのであれば、今熱中したいことに全力を投じても良いかもしれません。
結婚はタイミング?の捉え方
結婚はタイミングだよ!といわれますが、少し勘違いされて伝わっているような気がします。
結婚に限らず、ビジネスや投資などもタイミングが大切!といわれますが、重要なことはタイミングがいいときに行動すればいい、ということではないということ。
常に行動し続けた上で、タイミングが決める、ということです。
タイミングが来るまでは優先順位を下げていい訳ではありません!
最優先で毎日全力を尽くしたうえで、タイミングや運・ご縁が物事の成果を決めていく、ということではないでしょうか。
ちょっと具体的に考えてみる
インフレ社会の3年後、5年後を考えてみましょう(あくまで仮説です)。
- 結婚相手に求められる最低年収のバーが上がる(男女ともに)
- 女性にも経済力が求められるようになる(今そうなりつつあります)
- 婚活の費用も値上げされている
- 結婚後に自宅購入が難しい時代になっている(よって、結婚できる収入のバーも上がる)
- テクノロジーや産業変化によって、自分より若い世代の方が収入が高い時代になっている
- 都心での一人暮らしが経済的に難しくなってくる(ワンルーム賃料10-15万円時代へ)
- 社会保険料が上がり続け、手取りが減っていく(既に現実化)
- IT化、生成AI活用によって、30代40代の転職必須の年代が増えてくる
- 婚期を遅らすことで、魅力的なお相手に出会える確率が低下していく(素敵な方は20代で結婚する時代へ)
今、婚活現場で強く感じていること
20代の男女がしっかりと人生を見据えて、早くから真摯に婚活に取り組み始めていることを感じます。
実際に対前年比150%前後で、20代の結婚相談所への入会が増えています。
危機感や切実な思い、焦燥感からくる真剣な気持ちを持って無料相談に見える20代が増えていると感じています。
「今動かないと幸せになれる椅子がどんどん減っていく、、、」そんな言葉も20代女性から実際にお聞きしました。
キャリアで他者競争をしてもゴールが見えない苦しみ、一方では競争とは無縁の信頼できるパートナーとの幸せな家庭時間・空間。もしかすると競争社会を過ごす上で、幸せな家庭が必要不可欠なものに感じているのかもしれません。
今、産業界では人手不足といわれ、企業間での人材獲得競争が激しくなっています。もっと具体的にいうと20代の採用競争が過熱しているという状況です。早く手に入れなければ、ますます機会は減っていく、産業界とプライベートは違うよ、といえるでしょうか。
資産形成と同様、幸せなパートナーとの結婚生活も複利で信頼関係と思い出を積み上げていくことが大切です。
人は年を取るとどうしてもこだわりが増えてしまいます。
口では「歩み寄り、擦り合わせが大切ですよね」といっていても、どうにもならないライフスタイルや独自の思想が蓄積されていきます。
未熟な年代同士の結婚よりも、成熟した大人同士の結婚が難しくなるのは相性のハードルが上がってしまうから。
「お互いに成長できる余地が減っている」ということです。よって、お相手様とぶつかってしまうことも増えます。
若かりし年代で一緒に苦労を乗り越えた経験もないため、お相手に対する深い感謝の気持ちが育みにくくなります(苦しい時に助けてもらう経験が減っていくため)。
インフレ社会は、モノの値段が上がる以外にも、選ばれるバーが上がる可能性があります。
そして、婚活市場には新しく参加されてくる若手が益々増えてきます。
ライフスタイルの多様化で、価値観がバッチリと会う方と出会うことは益々難しくなっています。それを察して、早くから出会いの多い場に身をおくことで、将来の可能性を感じ取ることは非常に重要に感じます。
もし、本当に真剣にご縁を望まれるであれば、一秒でも早く出会いの場に身を置き、タイミングに身をゆだねることをおすすめしたいと思います。
但し、自分の人生です。他人に左右されない自分らしい人生観を持って、悔いのない計画、行動、選択と決断をしていただことが最重要です。
あなたの幸せを真剣に願っております!